可動棚のDIY、実践編

DIY

いよいよ可動棚のDIYも実践編に突入します。我が家には設置すべき可動棚が10か所もあるんで、その中で学んだことをお伝えしようと思います。まだ、3.5か所しか終わってませんけどね・・・。

一番大切なのは準備です。みなさん、抜かりなくやっていきましょう。

前提条件

可動棚を設置するために下地補強をしてもらった箇所での設置方法です。

左右に2本ずつ、計4本の棚柱を設置するタイプの可動棚です。

準備すべきもの

板や角材

効率良く設置していくための必須アイテムです。当たり前の紹介をしても面白くないということもありますが、活躍するアイテムだから一番に紹介します。

左はホームセンターで長さ40㎝、幅30㎝にカットしてもらったラワン合板です。左は3㎝×4㎝の角材ですが、建築途中で生じた廃材です。これらの大きさは設置個所に合せる必要があります。

棚柱の位置、垂直、平行をだすのに役立ちます。一生懸命に長さを測ったり、水平器を当てる必要はありません。床が水平であり、壁が垂直であると信じられるのであれば、これらを床や壁に当てて、棚柱の位置を決めることができます。

ドリルドライバー

リョービ(RYOBI)のドライバードリル CDD-1030を使用しました。最初はリョービのインパクトドライバーで作業を始めましたが、可動棚の設置ではこちらの方が使い勝手だいいです。技量の問題もあるでしょうが、素人ですので大した技量がなくても確実にできる方がいいですよね。

インパクトドライバーとドリルドライバーの違いですが、インパクトドライバーは回転に打撃が加わるためパワーが必要な作業に向きますが、今回はそれほどパワーが必要な作業ではありません。インパクトドライバーは回転速度を調整できません。ドリルドライバーは回転のみで、回転速度を調整できます。

インパクトドライバーでの作業では回転が速すぎるため、慎重にゆっくりやりたい場合に不向きです。何度かネジ穴を潰してしまいました。それに打撃が加わると、とにかくうるさいので近所に配慮が必要です。

このドリルドライバーは7000円ぐらいでした。コードレス式と比べて安いです。今のところコード式で困ることはないですね。充電する手間も、充電切れの心配もないので、DIYでの仕様ならコート式で十分だと思います。

可動棚の部品

棚柱、棚受け、取付用のネジですね。バラバラに準備してもよいのですが、僕の場合は地元に展開するホームセンターに丁度よいステンレス製の棚柱セットがあったのでそちらを購入しました。

  • 棚柱:ステンレス製 1819㎜ ホワイト
  • 棚受:24個(棚6枚分)
  • 取付ネジ:44本 サイズ皿3.1×32

上記がセット内容です。壁に合せてホワイトにしたので、ステンレスそのままより割高です。これで約4500円ですが、棚受があまりそうなので最後の方は同じシリーズの棚柱とネジを別で購入してもいいかもしれません。

下地センサー、下地探し

センサー式のものと、針で刺すタイプのものと両方あったほうがいいかもしれません。壁一面に下地が入っていることが確実であれば、どちらも不要ですが強めの磁石はあった方がいいです。石膏ボードを固定しているネジの位置確認が必要です。

メジャー、指金(さしがね)

長さや直角を測るためのものです。まあ、必要ですよね。

踏み台

高い位置のネジを締めるのに必要です。

敵を知る

寸法

洗面脱衣室の浴室を出たところに可動棚を設置していきます。横幅は82.5㎝。奥行は62㎝程ありますが、奥行45㎝の可動棚を設置します。

壁の中身、下地

まずは敵を知ることが重要ですが、その戦いは数か月前から始まっています。

まだ、壁紙が貼られていない時の写真です。

お分りでしょうか。真ん中にあるのが、可動棚を設置する左側の壁です。左は洗面所の鏡を設置する下地と電源ですね。柱の左右にあるものが下地補強の構造用合板で、緑色のものが石膏ボードです。石膏ボードの表面に壁紙が貼られます。石膏ボードは棚を支える強度はないので下地にねじを効かせて棚柱を支えます。

ネジの到達具合

実際に棚柱をネジで固定するとこんな感じですね。ネジの先端がわずかに構造用合板を突き抜けます。

設置

高さ、水平

まずは巾木(はばき:床と接する壁の下部にとりつける部材)の上に板を置きます。心配なら巾木の水平も確認して下さい。板の上の部分で床から32㎝くらいですが、おおよそ何十センチの位置に設置したいか考えてホームセンターで板を切ってもらいましょう。床からの高さ、棚柱と棚柱の間隔、背面の壁から棚柱の間隔に合せた板、角材をあると便利ですね。

垂直

棚柱を板の上に乗せ、角材を使って壁から4㎝の位置で固定します。まずは下部を1,2か所固定。次に上部でも角材で壁から4㎝の位置で固定します。

ここで注意が必要です。

棚柱の固定位置を決める際に、マグネットを使って金属が隠れていないか確認して下さい。石膏ボードを固定するためのネジが必ずあるので、棚柱固定のネジが重なってしまわないように位置を決める必要があります。

実際に一度失敗してしまいました。棚柱固定のための初めの2,3本は問題なかったのですが、次のネジが石膏ボードを固定するネジと重なってしまいました。その時は1本くらいいいだろうと作業をすすめたのですが、その後も同じように重なることが続いたので、結局すべて取り外して横に数センチずらして設置しなおしました。新築なのに無駄な穴があいてしまいました。以降は慎重にマグネットで下にねじがないか確認しています。

平行

2本目の棚柱はこうやって平行にしていきます。準備が十分であれば、一枚でよかったのですがちょうどよい長さの板がなかったので板と角材を合わせて間の距離を一定にしました。

完成

そんなこんなで棚柱4本の設置が完了!!

棚板としてゴムの集成材を採用しました。届いたばかりだったので未塗装ですが、ひとまず設置してみました。

関連項目

可動棚DIY計画

可動棚DIY計画~棚板について~

DIY計画

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