可動棚のDIY計画

DIY

まだ計画段階ですが、マイホームの可動棚はDIYで設置する予定です。もともとは、建築計画に含まれていましたがすべて施主設置としてもらいました。その数は約10か所。・・・まあ、なんとかなるつもりでいます。

可動棚とは

上の写真は現在住んでいる賃貸に設置されていた、オーソドックスな可動棚です。キッチン奥のパントリーで天井高の240㎝全部が収納スペースとなっています。奥行は30㎝、横幅79㎝でした。

棚柱もしくダボレール等と呼ばれる支柱が左右に2本ずつあり、棚柱に取り付けた棚受けで棚板を支える仕組みになっています。左右に壁がなく、背面だけで支える場合もあります。

こちらが棚受けです。

このように簡単に取り付けることができるので、収納する物に合せて棚の位置や数を調整することができます。

可動棚の実際の使い方

まあ、棚なのでどうとでも使えます。

我が家の場合だと、上の写真のようにプラスチックケースを用いてパントリーを整理していました。全体像の写真を載せていない理由はご察し下さい。

手の届きにくい最上段には、出番の少なくなった物品を箱に入れて収納しています。

可動棚を建築会社を通して設置した時の費用

建築会社によって千差万別だと思いますが、僕らの場合だと棚柱高さ1820mm、幅900mm、奥行450mmの棚板4枚での見積もりが3万強。棚板6枚だと4万弱との見積もりでした。10か所あったので30万オーバーです。

可動棚をDIYで設置した場合の費用

有名メーカーのカタログ価格で1820mmの棚柱は1200円程度で棚受けは50円程度なので棚柱と棚受けだけなら大体6000円弱で、ホームセンターでは類似商品が半額程度で販売されていました。棚板は何を選ぶかによっての差は大きいです。棚板の木材にこだわることもできますし、安さを追求することもできます。

例えば幅90㎝、奥行45㎝の棚板のネット販売価格をちょっと調べてみました。最安値までは確認してない、おおざっぱな値段ですが参考に。ウォールナットの無垢材だと15000円程度。無垢材ではなくて、小さな木材を接着剤でつなぎ合わせた集成材だとウォールナットで12000円程度でした。桧の集成材なら6000円前後で購入でき、棚板の種類にこだわらなければだいぶ安く作れます。カラー化粧板やパイン集成材なら1枚2000円強。構造用合板を自分でカットすれば1枚1000円以下となります。

ですので頑張れば床から天井までの可動棚で、棚板を5枚設置しても10000万円前後に費用を抑えられるかもしれません。工具の費用等は加味してませんのでご容赦を。棚板にこだわってしまうといくらでも高くなりますが、目立つ場所と、目立ちにくい場所で使い分けるのも悪くなさそうですね。

可動棚をDIYする場合の注意点

可動棚全体での耐荷重

よっぽど重いものを収納しなければ大抵は平気だと思いますが、新たに可動棚を設置するのなら耐荷重も気にした方が無難です。いきなり棚が崩壊してしまうなんてことは避けたいですね。

棚柱の耐荷重

スガツネ工業、南海プライウッド、ウッドワンetcと可動棚を販売している会社はいくつもあります。商品や棚の幅や奥行、棚板自体の耐久度にもよりますが、カタログ表記で最大荷重が150㎏なんてものもありますので、重たいものを収納する予定なら気にしてみて下さい。

棚板の耐荷重

棚板の材質や厚み、幅などに左右されます。だいたいの目安は下記サイトの計算ツールで確認することができます。心配であればなるべく丈夫な材質で、厚みを持たせ、棚の幅は短くするのが無難です。

DIY・建材施工用 自動計算ツール (curium.jp)

壁の下地

普段から壁の中身を気にしている方は少ないと思います。ただ、普通の壁の下地は石膏ボードと言って、釘やビスの効かないもろいものです。何も考えずに石膏ボードに棚柱を固定していては、いくら棚柱や棚板が頑丈でも壁自体が崩壊する可能性が高いです。ちょうどいい場所のすべてに柱があれば申し分ないですが、そんなに都合がよいことはありません。可動棚をDIYするつもりであれば、設計段階で壁に下地補強を入れるよう依頼して下さい。

僕は忘れずに壁の下地補強をお願いしました。更に何で補強するのかを確認したところ、12㎜の構造用合板との返事を頂きました。普通ならここで一安心するのかもしれませんが、12㎜の板にビスが十分に効くのかが気になりませんか?1㎝ちょっとしかない板をビスが貫通している状態で十分な強度があるのでしょうか。一応、現場監督さんに確認したところ十分な強度が得られると即答してもらったのですが、後日構造用合板で棚でも作って確かめみようともくろんでいます。確かめたところで後の祭りですし、そんなに重いものをしまう予定もないんですけどね。

まとめ

可動棚のDIYはコストカットだけにとどまらず、マイホームのこだわりを見せるチャンスになってしまいます。あまりまとめになってはいませんが、ちゃんと安全安心な可動棚を目指してDIYに挑戦してみてはどうでしょうか。マイホームが完成したら、可動棚を実際にDIYするところを記事にしてみようと思います。

関連項目

可動棚DIY計画~棚板について~

可動棚DIY計画~実践編~

DIY計画

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