打合せが長引いていましたが、いよいよ工事が始まりました。完成が楽しみです。下は着工前の写真です。ただの更地です。
この後、建築場所の目安になる地縄張りもされていましたが、写真での変化は地味なので割愛します。下の写真は砕石が敷かれたものです。更地からこの状態になると、1階の広さや間取りの大まかな位置も分かります。地縄張りの時もそうでしたが、この時点では思っていたよりも狭いような印象を受けてしまいます。でも、基礎工事が進み、立体的になるにつれて、大きさの印象もだいぶ変わってきます。
次に見に行った時には下の写真のような状態でした。既に捨てコンクリートが敷かれ、その上に鉄筋が組まれていました。ここまでくると、部屋の位置もだいたい分かります。ここがシューズクロークで、こっちがリビング・・・と、夢が膨らんでいきます。
細かい性分なので気になったことがあるとすれば、捨てコンは外周部分だけで、その上下や砕石部分に防湿シートはないということ。でも、これは問題ないようです。捨てコンはあくまで建物の高さの基準や墨出しの下地で、建物の強度にも直接の関係はないようです。建設作業で必要な基準線を書き出す墨出し作業もでも、外周部分に捨てコンがあれば十分なようです。防湿シートに関しても、床部分もすべてコンクリートで覆っているベタ基礎で、コンクリートの厚みが6㎝以上あれば防湿シートは不要なようです。ですのでベタ基礎でコンクリート厚も15㎝に設定されているので、コンクリート自体が地面からの湿気を防いでくれます。床断熱なので床下も通気されるため、床下の防湿は大丈夫そうです。下はWEBで閲覧できるようになっていた第三者機関の検査結果です。これはごく一部で第1回検査だけで、80枚以上の写真がありました。
着工してからの展開は早いです。次に見に行った日には床部分は既にコンクリートが打設されており、これから立ち上がり部分のコンクリートを打設する段階でした。2回に分けているので2回打ちですね。べた基礎の一体打ち(1回打ち)というものもあるようですが、採用している建築会社は多くないようです。1回打ちのメリットは、基礎に継ぎ目がないためさらに丈夫ということです。デメリットは手間や費用がかかることのようです。費用は極端に上がるわけではないですが、手間などを加味して見合うほどのメリットが今のところないようです。広く普及しない理由はそこにあるのでしょうね。
下は打設2回目の翌日です。養生期間中なので型枠はついたままです。
下はコーナーハンチの写真です。角の三角補強です。必ず必要なものではないですが、地震などで力の集中しやすい部分の強度を増すために設けられます。
以上が着工から基礎工事でした。型枠が外れたら写真を追加しようと思います。