1歳の次男がコンセントで感電!?繰り返さないための安全対策。

ショッキングな題名ですが、実際に起きてしまいました。もう1年前になりますが、当時1歳の次男がコンセントにいたずらして、爆発させました。正確にはコンセントにさしていたUSB口のついたコンセントタップです。我が家で起きたこと、その結末、そして対策についてお伝えします。苦手な人もいると思いますが、傷の写真はないのでご安心を。不幸にも似たような事故に遭ってしまって、対応やその後の経過について知りたい方もいると思いますが近いうちに別の記事を用意しようと思います。

次男がコンセントで感電!!

もう1年前になります。朝食を終えてリビングで団らんしていました。近くにいた次男は何かおもしろいものはないかとリビングをうろうろしています。長男がおもちゃの使い方が分からないから教えてと言ったので、ソファーに座って話を聞いていました。ふと顔をあげると次男がlightningケーブルの先端をコンセントに差し込もうと背伸びをしています。

「ダメ!!!!!」

ボンッ!!

「ウギャー!!!エーーーーーーンエンエン!!!」

1m程煙が立ち上り、同時に次男は尻餅をついています。

「どうしたの!!??」と洗面室にいた妻が駆けつけます。

右手が煤(すす)で真黒になった泣きじゃくる次男を抱きかかえて洗面に走り、すぐに流水で洗い流します。

大半は煤で汚れていただけでしたが、中指の先と、手のひらの1/4程は皮膚自体が焦げていました。

電源タップは上の写真のように焼け焦げています。妻に聞くと今回と同じようにコンセントにケーブルの先端を突っ込むことが時々あったようですが、これまではなんともなかったようです。おそらく、この時はligntningケーブルの先端をよだれでびちょびちょにした状態で、コンセントに差し込んだためショートしてしまったのだと思います。後で確認したところ焦げていないケーブルも使えなくなっていましたので、全体に大きな電流が流れたんですね。

次男の電撃症とその経過(簡単に)

水を洗い流した時点で、皮膚は焦げているものの深い傷はありませんでした。ただ、感電による熱傷(電撃症)の場合は体に電流が流れているので、表面的な傷以上に内部にダメージがある場合もあります。休日でしたので救急科を受診し、結果として形成外科へ入院することとなりました。

感電に伴う不整脈のリスク、深部組織へのダメージの可能性等を考慮した措置です。ただ、次男自体は傷を処置してもらって包帯を巻いてもらった時点で、事故のことなど、どこ吹く風。小児科病棟のプレイルームを駆け回り、食事も完食します。右手が包帯巻かれていて遊びにくそうなこと以外は、特に気にしていないようでした。

幸いに表面的な熱傷以上のダメージはなく、数日で退院。1週間後には包帯も取れて、絆創膏で保護するくらいでよくなりました。1カ月程度は受傷した部分に赤みがありましたが、2カ月もすると左右どちらの手を受傷したのかもわからなくなりました。

退院して変わったことと言えば、「こっちはボンだね~、危ないね~」と問題となったコンセントをいたずらしなくなったことくらいですかね。いつも同じいたずらをして、同じようなけがを繰り返す次男も、多少懲りたようでした。今となっては笑い話ですが、最悪の場合の経過についても説明を受けていたので気が気ではありませんでした。

ただ、笑い話にするだけでは同じことを繰り返す可能性もありますし、誰かが同じような事故に遭わないように僕らのとった対策についてもお伝えします。

コンセントでの感電事故を防ぐには

賃貸や既存の住宅編

長男が生まれた直後からコンセントでの事故がないように対策はしていました。同じ対策をしている方は多いと思いますが、コンセントキャップです。子供の手の届くコンセントには全部つけてありましたが、コンセントタップにつけなかったことだけが悔やまれます。

二口コンセントはこんな感じ。

知っている方もいるかもしれませんが、コストコで買った2個入りのコンセントタップでした。事故で一つは壊れていまいましたが、もう一つは健在です。コンセントタップのコンセント口にもキャップをつけました。

小さな子供は外せないので、とても安全です。ただ、使いたいときにの取り外しは煩わしいですね。外したキャップは踏むととても痛いので注意して下さい。

これから建てるマイホーム編(扉付コンセント)

扉付きコンセントって知ってますか?大抵の人は見たことはあると思います。洗面化粧台のコンセントなんかはこのタイプかもしれません。家を建てる際に自ら提案しなければ、通常のコンセントを扉付きにする提案は出てこないと思うので気になったら検討してみて下さい。

パナソニックの埋め込み型の扉付コンセントです。埋め込み型なので通常は内部まで見ることはありませんが、斜めから見るとこんなフォルムです。一口タイプで扉付きでない基本コンセントは定価160円が、扉付きで390円。二口タイプだと基本コンセントの定価が280円が扉付きが430円でした。正面から見るとコンセントの穴の中に扉が見えますね。資格なしでコンセントを工事することはできないので、DIYしようとはしないでください!!僕はこの記事のためだけに買いました笑

穴の片方だけにプラグを差し込もうとしても、全く差し込めない構造になっています。

もちろん2本同時であれば差し込めます。回して差し込むタイプではなく、差し込むのに力がいるということもありません。抜き差しは通常のコンセントと比べても大差は、特にストレスはないです。

プラグ以外のものを2本同時に差し込もうとしても、簡単には差し込めません。二つの扉を均等に押し込む必要があるんですね。

ただ、ちょっとコツをつかむと差し込めないことはないです。少し大きくなった子が、2本同時に差し込む必要があると気づいて本気でいたずらしなければ平気だとは思いますが。そのくらいになれば、コンセントをいたずらすると感電する可能性があることは理解できるので、しっかり危険性を教えておくことが必要ですね。

扉付コンセントの差額

次男の感電事故がなければ検討もしなかったですし、提案されることもないので多くの方がせっかくの機会を見逃しているかもしれません。新しい家のコンセント計40個を扉付きコンセントに変更してもらいましたが、その差額は6000円でした。コンセント1か所で差額が150円です。

まとめ

子供はとても好奇心旺盛で、単純な興味や思い付きから思いがけないことをしてしまいます。ダメって言われるほどにやりたくなるものですし、言葉の理解が未熟だと経験するまで危険だと思えませんからね。コンセントキャップでの対策はとても効果的だと思いますが、新しく家を建てるのであれば扉付コンセントの採用を考えてみて下さい。コンセントキャップを取り外しする手間や安全性を考ると、決して高い買い物ではないんじゃないでしょうか。小さなお子さんがいるご家庭には、本気でお勧め致します。

関連項目

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