キッチン ~オフェリアでアイカ工業の面材を使う~

タカラスタンダードのホームビルダー向けキッチンオフェリア。コスパも自由度も高いですが、アイカ工業の高圧メラミン化粧板を利用することでデザインにもこだわることができます。詳しいことは記事を読んで下さい。差額が気になる方は記事の後半をみてください。

追記:建設がすすみキッチンが納入されました。まだ、全体は見えませんが気になる方はこちらの記事もどうぞ。

タカラスタンダードのキッチンの種類

タカラスタンダードのシステムキッチンのカタログやホームページを見たことはありますか。ホームページで商品、キッチンと進むと以下のシリーズが出てきます。 

  • レミュー
  • トレーシア
  • エーデル
  • リフィット 

しかし、タカラスタンダードのシステムキッチンはこれが全てではありません。ホームビルダー向け商品として、

  • グランディア
  • オフェリア

というシリーズが存在します。ショールームでは奥の扉の向こうに隠されており、提携している建築会社を通さないと購入することはできません。定価が明示されていませんが、一般向け商品と比べてコスパがとてもいいです。 そもそも、住宅設備の定価というものはあてになりません。実際の仕入れ値は半額程度だったりするそうですが、仕入れ先との関係性で安く仕入れやすいメーカー、そうじゃないメーカーというものも生じてきます。

ホーローとは

話を戻します。システムキッチンのシリーズの話をしていました。タカラスタンダードの売りはホーローですね。ではホーローとは何か。 

琺瑯(ほうろう)は、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。難解な漢字のため「ホーロー」と表記されることが多い。英語では Enamel(エナメル)。「琺」は釉薬、「瑯」は金属や玉が触れ合う音、また美しい石の意。

(金属材料由来の)機械的耐久性と(ガラス質由来の)化学的耐久性をあわせ持ち、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品や、屋外広告看板、道路標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、化学反応容器などに用いられる。工芸品の琺瑯は七宝と呼ばれ、素地には主に銅、銀、金などが使われる。(以下略)

引用元 琺瑯 – Wikipedia

要するに金属の表面にガラス質を焼き付けたもので、熱や水に強く、お手入れがしやすいこともメリットですね。 でも、タカラスタンダードのシステムキッチンだからと言って、すべてがホーローのキッチンではありません。一般向け商品ではレミュー、トレーシア、エーデルがホーローで、リフィットが木製。ビルダー向け商品ではグランディアがホーローで、オフェリアが木製のキッチンとなります。ホーローの性能を説明されると惹かれますね。

オフェリアに決めた理由

そんな中、僕らはオフェリアを選びました。 

決めては、コスパ自由度です。そもそも、他社のキッチンも大抵木製キッチンです。どこが木製なのかというと、天板(ワークトップ)のことではなく、扉などの本体部分のことです。ホーローのよさももちろんありますが、その良さを他で全く補えないということはありません。それでは、僕らが選択したオフェリアの仕様詳細を示します。

  • アイランド、ワイドタイプ(背面フル収納)
  • 間口 262cm 、奥行き 105㎝、天板高さ 85㎝ 
  • 扉 特注扉カラー TK-6306K
  • ワークトップ アクリル人造大理石 モデレートブラック
  • シンク Zシンク(ステンレス)
  • レンジフード CVRA(内部がホーロー)
  • キャビネット 底板がホーロー

特注扉カラーの部分を気にして下さいましたか?ここは妻のこだわりポイントです。そもそも、オフェリアの扉カラーは45種類!!と多めの選択肢が設定されています。・・・と、ここで満足されていませんか。 もったいないです。可能性を著しく狭めています。 扉カラー45種類の内訳ですが、高圧メラミン化粧板が31種類、オレフィンシートが8種類、DAPコートが6種類です。キッチン扉の面材については、別の記事でまとめてみようと思いますが、高圧メラミン化粧板はとても優秀です。非常に硬く、耐熱、耐汚染、耐水、耐摩耗etcと性能は抜群で、ひっかき傷がつきにくかったり、指紋の跡がつきにくかったりする商品もあります。他者キッチン上位グレードの扉カラー選択肢に含まれていたり、某オーダーメイドキッチンでは海外製のメラミン素材を主力として使用しています。

扉カラーをアイカ工業の特注色で

そんな高圧メラミン化粧板ですが、特注とすることでカラー選択肢は大幅に増えます。正確な数はつかめていませんが、少なくとも数百種類はあります。百聞は一見に如かず。以下、リンクを開き全柄ラインナップをクリックするとwebでカタログが閲覧できます。

メラミン化粧板 | 商品情報 | アイカ工業 (aica.co.jp)

僕らの家づくりのキーワードのひとつはアイカ工業ですね。上場企業なので株でも買ってみようかと思いますが、今のところ株を購入していませんので、一消費者以上の関係にはございません。注文住宅を検討している人であれば、塗り壁で使用するジョリパッドの方が有名だとおもいますが、高圧メラミン化粧板は国内シェア1位だそうです。実はオフェリアの標準で選べる高圧メラミン化粧板もアイカ工業の製品なんです。

webでカタログを閲覧するのもいいですが、僕はカタログを取り寄せました。カタログには実際に小さな化粧板が貼ってあるので、質感も確認できます。自分で取り寄せなくても、建築会社に置いてあることもあるかもしれません。ただ、毎年ラインナップも変わるので最新のカタログでないとだめですね。カタログで候補を見繕ったら、次のステップです。

面材のサンプルを取り寄せます。僕は10枚取り寄せました。ネットで無料会員登録しておけば、サンプル取り寄せは非常に簡便かつ、迅速でした。カタログに貼ってある小さなサンプルで確認できなかった、模様が分かるようになります。大きな模様がある場合はwebでも確認した方がよいかと思います。アイカ工業のショールームが近くにあるなら足を運んでみてもいいですね。あとは、タカラスタンダードのショールームでオフェリアでアイカ工業の面材を使えるか確認し、OKであれば持参したサンプルとワークトップの組み合わせを楽しみながら思案して下さい。オフェリアはワークトップ、シンク、引手等も自由に選択できるので、アイカ工業の高圧メラミン化粧板との組み合わせ次第でお好みの素敵なキッチンになると思いますよ。ミーレの食洗器も導入できるらしいですね。僕らのキッチンも完成しましたら、より詳しく紹介させて頂きますね。

オフェリア特注扉カラーの差額

忘れてしまうところでしたが、特注扉カラーにする差額も気になりますよね。選択した面材やキッチン自体の形状、大きさ、仕入れ元、建築会社などなど、様々な要素で差額も違ってくると思います。僕らの場合はアイランドキッチンにしたことで、面材を使用する面積が大きく、リビング側をフル収納にしたことで扉の数も増えています。おそらく差額は大きい方じゃないでしょうか。あくまで参考ですが、見積書によれば特注扉カラーの追加金額は約16万円です。リビング側収納だけでは5万弱ですね。これでも、カップボードを含めたキッチン全体の見積もりで、他社キッチン上位モデルで夢を詰め込んだ見積から100万円前後安くなりました。どのメーカーでもそうですが、上位モデルでないと扉カラーはダサく無難なものになりがちです。おしゃれなカラー自体に費用がかかるというよりも、より高価な上位モデルに誘導するための仕組みなのだろうと個人的には解釈しています。オフェリアで特注扉カラーにするだけで、夢、可能性が広がりますので選択肢の一つにあげてみてはどうでしょうか。カップボードやIH等についても伝えたいことがありますので別の記事で紹介します。

関連項目

オフェリアの他のオプションも含めた見積もりはこちら

カップボードでアイカ工業の面材を使う際の注意点と金額はこちら

TOTOの割安なタンクレストイレNJ1の存在と注意点はこちら

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